IT資格マップ

IT資格の有効期限と更新の一覧:期限の種類ごとに38資格

IT資格の有効期限を、認定が失効するもの、失効しないが状態の表示が変わるもの、登録に更新があるもの、期限がないものに分けました。年数・方法・費用は主催の公式ページで確かめ、確かめられなかった資格は分けて書いています。

IT資格の「有効期限」は、主催によって意味が違います。38の資格を、期限の種類ごとに分けて並べました(高度試験は8区分を8つ、LinuCレベル3は1つと数えています)。確認日は2026年10月12日で、ITIL 4 Foundationの更新の節だけ2026年10月13日です。主催ごとのレベルの並びはIT資格マップ、受験料は受験料の一覧にあります。

期限の種類は4つある

種類 期限を過ぎると 当てはまる資格
認定が失効する 認定が有効でなくなる。取り直しの扱いは主催ごとに違う AWS、Azure(AssociateとExpert)、Google Cloud、Cisco、PMP
失効しないが、期限がある(LinuCの「有意性の期限」は、LPI-Japanの用語で、認定がACTIVEと表示される期限) 認定された事実は残り、状態の表示や記録の注記が変わる LinuC、ITIL 4 Foundation
合格は無期限で、登録に更新がある 登録が失効する。試験の合格は有効のまま 情報処理安全確保支援士
期限がない — IPAの情報処理技術者試験、生成AIパスポート、Azure Fundamentals

ORACLE MASTER、Javaの認定資格、G検定、E資格の7つの資格は、資格そのものの期限について公式の記載を確認できませんでした。最後の節に分けて書いています。

認定が失効する資格:1年から3年で更新する

AWS認定:3年

資格 有効な期間
Cloud Practitioner 3年
Solutions Architect - Associate 3年
Developer - Associate 3年
Solutions Architect - Professional 3年

どの資格も、同じ試験の最新版に合格すると3年延びます。Cloud PractitionerとAssociateの資格は、決まった上のレベルの試験に合格しても更新されます。どの試験がどの資格の更新になるかは、ここにない資格も含めてAWS認定の資格の一覧の表にまとめました。延びる3年は、合格した日から数えます。Cloud Practitionerには、無料の「AWS Cloud Quest: Recertify Cloud Practitioner」を終える方法もあります。

Cloud Practitionerを除く3つの資格には、試験を受けずに、AWS Skill Builderの有料のサブスクリプションで認定を維持する方法も案内されています。この方法で延びるのは1年です。

試験で更新するときは、通常の受験料(受験料の一覧)がかかります。認定を持つ人には、次の試験に使える50%割引のバウチャーがあります(AWS認定 再認定、2026年10月12日確認)。

Microsoft認定(Azure):1年

資格 有効な期間
Azure Administrator Associate 1年
Azure Solutions Architect Expert 1年

どちらも、Microsoft Learnの無料のオンライン評価に合格して更新します。評価は失効の6か月前から受けられ、合格すると失効日から1年延びます。試験の再受験では更新できず、失効したあとは必要な試験に合格して取り直します。Azure Solutions Architect Expertと、その前提のAzure Administrator Associateは、別々に更新します(Microsoftの更新のFAQ、2026年10月12日確認)。ここにない資格を含めた更新の決まりはMicrosoft認定(Azure)の資格の一覧にあります。

Google Cloud認定:2年か3年

資格 有効な期間
Cloud Digital Leader 3年
Associate Cloud Engineer 3年
Professional Cloud Architect 2年

更新の方法は3つとも同じで、標準の試験、更新試験、Google Skillsの指定コースのどれかです。更新試験の金額は、Cloud Digital Leaderが60ドル、Associate Cloud Engineerが75ドル、Professional Cloud Architectが100ドルです。更新試験を受けられるのは、Cloud Digital LeaderとAssociate Cloud Engineerが失効の180日前から、Professional Cloud Architectが60日前からです。Google Skillsの指定コースで更新した場合、延びるのは1年です(Google Cloudのヘルプ、2026年10月12日確認)。ここにない資格を含めた更新の決まりはGoogle Cloud認定の資格の一覧にあります。

シスコ技術者認定:3年

資格 有効な期間
CCNA 3年
CCNP Enterprise 3年

継続教育のクレジットを取るか、試験に合格して更新します。必要なクレジットは、CCNAが30、CCNP Enterpriseが80です(Ciscoの再認定のページ、2026年10月12日確認)。受験の前提と受験料を含めた条件はシスコ技術者認定の資格の一覧にあります。

PMP:3年

資格 有効な期間
PMP 3年

PMPは、3年の間に60PDU(PMIが定める学習の単位)を取り、更新料を払います。更新料は、公式ページで金額を確認できていません(PMIの資格の維持のページ、2026年10月12日確認)。PMPの受験資格と試験の形式はPMP試験とIPAのプロジェクトマネージャ試験の違いにあります。

失効しないが期限がある資格:LinuCは5年、ITIL 4 Foundationは3年

LinuC:有意性の期限は5年

資格 有意性の期限 維持の方法
LinuCレベル1 5年 同じレベルの再認定か、上のレベルの取得
LinuCレベル2 5年 同じレベルの再認定か、上のレベルの取得
LinuCレベル3 5年 認定ごとに再受験

LinuCは、期限を過ぎても認定された事実は無効になりません。認定の状態がACTIVEからINACTIVEに変わります。レベル2に合格するとレベル1の、レベル3に合格するとレベル1・レベル2の期限も延びます。レベル3の認定どうしは、期限を延ばし合いません。再認定の方法は試験の受験で、受験料がかかります。更新料の記載は見当たりません。レベル1とレベル2は、2つの試験を5年以内に両方合格する必要があります(LPI-Japanの再認定ポリシー)。ここにないレベル4を含めた延びる認定の一覧はLinuCの資格の一覧にあります。

ITIL 4 Foundation:3年

期限は、最初に認定された日から3年です。更新の方法は、PeopleCertが挙げる次の3つです。

方法 内容 費用
PeopleCert PlusでCPD 毎年20ポイントを、3年続けて記録する Plusの会費は年17,669円(税込)
別の認定 同じ製品群(ITIL 4とITIL (Version 5)のすべて)の別の認定を、期限の前に取る その認定の受験料
受け直し 同じ認定に再び合格する ITIL 4 Foundationは、試験とeBookのセットの78,677円(日本向けのページで買えるのがこのセットだけのため。当サイトの読み)

更新しなかった場合、認定は合格者の登録簿(SCR)と認定の照会サービスに残り、更新が必要な状態であることを示す注記が記録につきます。期限のあとに取り直しが要るかどうかは、公式ページに記載が見当たりません(PeopleCertのFAQ、認定を維持するページ、会員のページ、2026年10月13日確認)。CPDの活動ごとのポイントや、ITIL (Version 5)への切り替えは、ITILの試験の概要にあります。

登録に更新がある資格:支援士は3年ごと

情報処理安全確保支援士試験の合格に、期限はありません。期限があるのは、合格のあとに行う登録です。登録の有効期限は登録日か更新日から3年で、更新しないと登録が失効します(IPA「登録の更新」)。失効しても試験の合格は有効で、登録をやり直せます。ただし、経過措置で登録した人(旧試験の合格で平成30年10月1日までに登録した人)は、そのままでは登録し直せず、支援士試験に合格すれば登録できます(IPAの支援士のよくある質問)。試験そのものは情報処理安全確保支援士試験の概要にまとめています。

更新までに受ける講習 回数 費用
オンライン講習 年1回(3年で3回) 1回20,000円(非課税)
実践講習 3年に1回 IPAの実践講習A・B・CとCyberREXは80,000円、CyberSTIXは160,000円(どれも非課税)。民間の講習の金額は、IPAのページに記載がない

オンライン講習3回と、80,000円の実践講習1回を受けると、3年で140,000円(当サイトの計算)です。更新の申請そのものに手数料はかかりません。

期限がない資格

資格 公式の記載
IPAの情報処理技術者試験(ITパスポート試験から高度試験まで) 合格に有効期限はなく、過去の合格が無効になることもない(IPAのよくある質問)
生成AIパスポート 資格は無期限(GUGAのよくある質問)
Azure Fundamentals Fundamentalsの認定は失効しない(Microsoftの更新のFAQ)

生成AIパスポートには、任意の「資格更新テスト」があります。受けても受けなくても資格は無期限で、合格すると新しいオープンバッジが出ます。費用は6,600円(税込。学生は3,300円)です(GUGAの2026年10月1日のお知らせ)。

公式の記載を確認できなかった資格

資格 確認できたこと
ORACLE MASTER(Bronze・Silver・Gold DBA 2019) 資格の期限を明記した記載は見つからなかった。Oracleの再認定のポリシーは「特定のOracle Databaseの認定資格」に定期的な再認定が必要としているが、どの資格かは書かれていない(詳しくはORACLE MASTERの資格の一覧)
Javaの認定資格(Silver・Gold SE 17) 資格の期限を明記した記載は見つからなかった。Oracleは、試験の配信が終わっても、取得した資格が直ちに失効するわけではないとしている(詳しくはOracle Certified Java Programmerの資格の一覧)
G検定 資格の期限の記載は見つからなかった。期限の記載が見つかったのは、受験チケット(購入から1年)と、再受験のクーポン(発行から2年)の説明で、どちらも資格そのものの期限ではない(詳しくはG検定の試験の概要)
E資格 資格の期限の記載は見つからなかった。期限の記載があるのは受験資格(認定プログラムの修了から2年)だけ(詳しくはE資格の試験の概要)

「記載が見つからない」ことと「期限がない」ことは別です。この7つの資格は、主催に確かめられたら、上の種類のどれかに移します。

このページの更新履歴

  • 2026年10月12日: 公開
  • 2026年10月13日: ITIL 4 Foundationを「認定が失効する」の分類から外し、失効しないが期限がある資格に移しました。更新の3つの方法とPeopleCert Plusの会費を書きました。LinuCの「下位のレベルも延びる」を、レベル2とレベル3の場合に直しました。G検定の行に、再受験のクーポンの2年を足しました。主催ごとの資格の一覧へのリンクを足しました

参考にした資料(25件)

残りの22件を開く

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)(確認)

Amazon Web Services(確認)

PeopleCert

日本オラクル(確認)

一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)(確認)

Cisco Systems(確認)

特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(LPI-Japan)(確認)

Project Management Institute(PMI)(確認)

一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)(確認)