PD試験 システム
プロフェッショナルデジタルスキル(システム)試験(仮称)サンプル問題6問の解説
IPAが公表したプロフェッショナルデジタルスキル(システム)試験(仮称)科目Bのサンプル問題6問を、スマホで1問ずつ解けます。問題の型ごとの解き方の要点と、試験全体の時間配分の考え方をまとめました。
問題の一覧
6問の型と、解き方の要点
サンプル問題の6問は、題材も問われ方もばらばらです。ただ、どの問題にも「答えを決める手がかりがどこにあるか」に型があります。先に型が分かると、本文のどこを読むかを決めてから読めます。
| 問 | 型 | 答えを決める手がかり |
|---|---|---|
| 問1 | 本文の読み分け | 主語(誰が)と集計の単位(誰ごとに) |
| 問2 | 手順の検証 | 要件の動詞(受け付ける)と手順の時系列 |
| 問3 | 方式設計 | 機器の通信経路と、仕様の制約(電池・送信間隔) |
| 問4 | プロトコルの知識 | RFC 6455の仕様 |
| 問5 | 状態遷移図 | 矢印の形(出ていく矢印がない、遠くへ戻る) |
| 問6 | 知識と体制表の読解 | 役割の定義と、メンバーの経験の組合せ |
読解・手順・図の問題(問1・問2・問5)
本文に書かれていることだけで答えが決まります。知識は要りませんが、本文を頭から読むと時間が足りません。
- 問1は「マネージャ」が主語の文だけを拾い、「営業担当者ごと」で絞ります。
- 問2は、16の手順を「どの区間で、どちらのバージョンが受け付けているか」の3区間にまとめます。
- 問5は、図3の矢印の形が特徴的な空欄から決め、本文では確認したい箇所だけを探します。同じ形の練習問題(3問・正答はプログラムで確認)は練習1搬送ロボットから解けます。
設計の問題(問3・問6)
本文の制約(電池で動く、1時間ごとに送る、経験の有無)が、そのまま空欄の根拠になります。表の仕様は「制約を探す」つもりで読みます。組合せの空欄が多いときは、一番確実に決まる空欄から解答群を絞ります。
知識の問題(問4・問6のa)
本文からは推理できません。仕様や定義を知っているかで決まります。確実に分かる空欄を1つ使って候補を半分にし、残りで迷う時間を減らすのが現実的です。
試験全体の時間配分
IPAの公表(2026年3月31日の検討状況)では、プロフェッショナルデジタルスキル(システム)試験(仮称)は次の構成です。
| 科目 | 試験時間 | 出題数 |
|---|---|---|
| 科目A-1 | 90分 | 60問 |
| 科目A-2と科目B | 合わせて120分 | 科目A-2が23問、科目Bが12問 |
ここからは当サイトの推測です。科目A-2と科目Bは時間を共有しているので、配分は自分で決めることになります。仮に科目A-2を1問2分ほどで解くと、科目Bに使えるのは70分あまり、1問あたり6分前後です。
サンプルの6問を解いてみると、短く解ける問題(問4・問5は3分ほど)と、時間のかかる問題(問2・問3は6分ほど)の差がはっきりあります。短く解ける型の問題で時間を浮かせ、長い問題に回すのが、科目Bの時間配分の基本になると考えます。各問のページに、解く時間の目安を書いています。
システム区分の概要と合格率
| 項目 | IPAの公表による |
|---|---|
| 実施時期 | 2027年度夏頃から秋頃に開始の予定。実施時期と期間の詳細は検討中 |
| 方式 | CBT方式の予定 |
| 時間と問題数 | 科目A-1 90分・60問、科目A-2と科目B合わせて120分(科目A-2 23問、科目B 12問) |
| 合格率 | 未発表(2026年10月4日確認) |
| 受験料 | 未発表(2026年10月4日確認) |
| 学習の進め方 | 学習計画を見る |
- 現在の応用情報技術者試験と高度試験を大くくりにして再編した、新しい試験の一つです。マネジメント、データ・AI、システムの3区分があり、システム区分は「デジタル技術を適用するシステムの要件定義・アーキテクチャ設計・開発・運用を主導する」知識と技能を評価するとされています。
- シラバス案は Ver.0.2(2026年7月31日更新)が公開されています。
日付や試験の構成は、IPAの発表で変わることがあります。受験を決める前に、IPAの最新の発表で確かめてください。
情報処理安全確保支援士試験(SC)の新制度の科目Bサンプル問題は、SC科目Bのサンプル問題で解けます。PD試験のほかの区分は、マネジメント区分とデータ・AI区分のページにまとめています。
試験日が決まる前に進めておく学習の順番は、システム区分の学習計画にまとめています。
科目A-2の9つの中分類と科目Bの15の小項目は、今の応用情報技術者試験との違いと合わせて、システム区分の出題範囲で整理しています。
問5(状態遷移図)と同じ形の練習問題を3問用意しています。答えはプログラムで確認しています。練習1搬送ロボット、練習2仕分けロボット、練習3棚搬送ロボットから解けます。
参考にした資料
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)(確認)