共通論点
2026年度 応用情報技術者試験の申込・日程・CBT方式の変更点
今の制度で最後の年になる2026年度の応用情報技術者試験について、前期・後期の申込受付と試験の期間、CBT方式で変わる点と変わらない点、科目の構成と合格基準、前期の結果と後期の申込みの関係を、IPAの公表からまとめました。合格率も載せています。
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前期の申込は11月7日17時まで。科目Aは申込の期間中に始まる
2026年度の応用情報技術者試験(AP)は、CBT方式で前期と後期の2回に分けて行われます。IPAは今の試験制度を2026年度の試験の実施をもって終える予定としており、2027年度からの新しい試験の区分にAPの名前はありません。この2回が、APを受けられる最後の機会になる予定です。
| 前期(2026年) | 後期(2027年) | |
|---|---|---|
| 申込受付 | 10/6(火)10時〜11/7(土)17時 | 1/27(水)〜2/16(火) |
| 科目A | 10/28(水)〜11/10(火) | 2/6(土)〜2/19(金) |
| 科目B | 11/24(火)〜12/6(日) | 3/3(水)〜3/15(月) |
| 合格発表 | 2027年2月頃(予定) | 2027年6月頃(予定) |
出典:IPA「令和8年度 応用情報技術者試験、高度試験及び情報処理安全確保支援士試験の申込受付期間及び試験実施期間について」(最終更新 2026年9月17日、2026年10月7日確認)
前期は、科目Aが10月28日に始まり、申込受付は11月7日まで続きます。後期も、科目Aが2月6日に始まり、申込受付は2月16日まで続きます。締切の11月7日に申し込む場合、科目Aの期間は11月10日までしか残っていません。どちらの期も会場ごとの予約枠から日時を選ぶ方式なので、受けたい日が決まっているなら、早めに申し込むほど選べる枠は多く残ります(当サイトの見方)。
科目Aと科目Bの日時は、申込のときに同時に予約します。
前期・後期とも、申込みはそれぞれ1回だけです。同じ期にAPと高度試験・SCを両方申し込むことはできません。受験手数料は7,500円(消費税込み)で、支払いはクレジットカード、コンビニ・銀行ATM(Pay-easy)、バウチャーチケットから選べます(IPA「令和8年度前期試験について(受験申込み)」、最終更新 2026年10月1日)。ただし、前期用のバウチャーチケットは、購入の申込みが10月13日(火)17時で終わっています。すでに買ってある人は前期のCBT方式の受験申込みに使えますが、返金はできず、前期以外(後期を含む)では使えません(IPA「令和8年度前期試験におけるバウチャーチケットの購入申込みについて」、最終更新 2026年10月13日)。申込みは、IPAが業務を委託している株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズのウェブページで行います。CBT方式で受けられない人には、筆記による特別措置試験があり、申込みの方法が別に決まっています(IPAの日程のページ)。
CBT方式で変わる点と、変わらない点
IPAは、CBT方式にしても、問う知識・技能の範囲、出題形式、出題数・解答数、採点方式、配点、合格基準は変えないとしています。主に変わるのは、科目の名前、試験の時期(春期・秋期から前期・後期へ)、受験の手続きです。
| 項目 | 2026年度(CBT方式) |
|---|---|
| 科目の名前 | 科目A・科目B(以前の午前・午後) |
| 試験の日 | 試験の期間の中から、会場と日時を自分で予約する(2025年度までの紙の試験は全国で同じ日) |
| 受験票 | 送られない。当日は本人確認書類が必須 |
| メモ | 画面のメモ機能・電卓機能に加え、試験室に入るときにメモ用紙1枚と筆記用具を配布 |
| 試験問題 | 非公開。第三者への開示も禁止 |
本人確認書類を見せられないと、理由を問わず受験できません(IPAの受験申込みのページ)。自分で用意したメモ用紙や筆記用具は持ち込めず、配られたものは試験の後にすべて回収されます。メモ用紙の配布は前期・後期の両方で行われます(IPA「令和8年度前期試験におけるメモ用紙の配布について」、公開 2026年9月17日)。
試験問題を公開しないとIPAが書いている点にも注意が要ります。2025年度までは、実施した回の問題が過去問題として公開されていました。2026年度の問題は、受けたあとに見直す材料として手に入らない前提で準備することになります。
科目の構成と合格基準(2026年度)
| 科目(以前の名前) | 時間と形式 | 出題数と解答数 | 基準点 |
|---|---|---|---|
| 科目A(午前) | 150分・四肢択一 | 80問すべてに解答 | 60点(100点満点) |
| 科目B(午後) | 150分・記述式 | 11問から5問に解答 | 60点(100点満点) |
出典:IPA「応用情報技術者試験」(最終更新 2026年7月6日)、IPA「試験要綱 Ver.5.4」(2025年4月17日)。基準点・採点の順番・科目Bの問題の構成は、試験要綱の「午前・午後」の記載によります。試験要綱には、問題の難易差が認められた場合に基準点を変えることがあるとも書かれています。
科目Aと科目Bの両方で基準点以上をとると合格です。採点には順番があり、科目A(午前)が基準点に届かないと、科目B(午後)は採点されずに不合格になります。
科目Bの11問のうち、問1の情報セキュリティは全員が答える必須の問題です。残りの問2〜問11(経営戦略、プログラミング、システムアーキテクチャ、ネットワーク、データベース、プロジェクトマネジメント、システム監査など)から4問を選びます。
科目Aの得点は、試験が終わると試験の端末に表示され、マイページでも確かめられます。科目Bの得点は端末には出ず、マイページでの成績照会は、前期が2027年1月頃、後期が2027年5月頃に始まる予定です。
APには、基本情報技術者試験(FE)のような科目Aの免除制度はありません。前期・後期のどちらも、科目Aから受けます。
前期の合格発表を待つと後期の締切に遅れるおそれ。判断は1月頃の成績照会で
前期の合格発表(2027年2月頃)は、後期の申込受付(1月27日〜2月16日)と重なるか、そのあとです。合格発表を待っていると、後期の締切に間に合わないおそれがあります。
IPAは、後期の申込受付が始まる前に前期の成績を照会できるようにする予定としています。科目Bの成績照会の開始予定も、前期分は2027年1月頃です。前期で届かなかったときに後期を受け直すかは、この成績を見て決める形になります(当サイトの読み方)。
科目Aの得点は、試験の当日に端末で分かります。科目Aで基準点に届かなければ科目Bは採点されないので、その時点で後期(申込受付は1月27日から、科目Aは2月6日から)に向けて準備を切り替えられます。
APの合格で、高度試験・SCの科目A-1が免除になる
APに合格すると、高度試験と情報処理安全確保支援士試験(SC)の科目A-1(以前の午前Ⅰ)を、その後2年間、免除の申請ができます(IPA「科目A-1試験免除」、最終更新 2026年7月6日)。免除は、受験申込みのときに「一部免除申請番号」(APの合格者は合格証書番号)を入力して申請します。条件を満たしていても、入力しなければ免除になりません。番号は、合格発表のあとに受験者マイページで確かめられます(同じページ)。
2026年度の前期のAPの合格者は、後期の高度試験・SCで、科目A-1の免除を申請できる対象に入っています。IPAは、前期の成績情報をもとに後期の科目A-1の免除を申請できるようにする予定とし、免除の適用は合格者の受験番号の官報公示日に確定するとしています(日程のページの注意事項)。後期の高度試験・SCの申込受付は2027年1月27日〜2月27日です。一方、後期のAPの合格発表(2027年6月頃)は、今の制度の高度試験・SCの最後の回より後なので、後期のAPの合格者が今の制度の高度試験・SCで免除を使える回はありません。高度試験の日程と区分は2026年度の高度試験の申込と日程、SCは2026年度のSCの申込と日程にまとめています。
今の高度試験とSCも、2026年度で今の制度での実施を終える予定です(SCは新制度でも、内容を一部変えて続く予定です)。今の制度で満たした免除の要件を、2027年度からの新しい試験でどう扱うかは、IPAが「検討」としている段階で、決まっていません。
合格率:直近の令和7年度秋期は24.5%
今のAPの直近の実施回(令和7年度秋期、2025年10月12日に紙の試験で実施)の合格率は24.5%(受験者44,005人、合格者10,792人)です(IPAの合格発表、公開 2025年12月25日、2026年10月7日確認)。
出題形式・出題数・合格基準は変わらないので、この値は2026年度の目安になりますが、初めてのCBT方式で受ける日も人によって違うため、同じ水準になるかは分かりません(当サイトの見方)。2026年度の合格率は未発表です(2026年10月7日確認)。
前期と後期のどちらで受けるか
ここからは当サイトの見方です。
今の過去問題で準備が進んでいる人は、前期に申し込むのが自然です。前期で届かなくても、成績を見て後期に申し込めば、もう1回受けられます。後期で不合格だと、APを受け直す機会はありません。
これから学習を始める人は、後期の科目A(2027年2月6日から)の80問と、科目B(3月3日から)の記述式の準備が、それぞれ間に合うかで考えます。後期に向けた週ごとの段取りはAPの後期の学習計画にまとめました。間に合わないなら、2027年度からのPD試験(プロフェッショナルデジタルスキル試験・仮称)に向けて準備する考え方もあります。状況ごとの目安はAPを受けるかPD試験を待つかの表にまとめました。
高度試験やSCも受けたい人は、前期にAPに合格すれば、後期の高度試験・SCで科目A-1を免除して受けられる可能性があります。前期のAPの科目B(11月24日〜12月6日)と、後期の高度試験・SCの申込受付(2027年1月27日から)の間隔は、およそ2か月です。
試験全体の移行の日程は新制度への移行ガイドにまとめています。日付や手続きは、IPAの発表で変わることがあります。申し込む前に、IPAの最新の発表で確かめてください。
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今の AP(2026年度の前期・後期)を受ける人向けの教科書です(2026年10月4日確認)。新しい試験(PD試験・仮称)には対応していません。
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