データマネジメント試験

データマネジメント試験(仮称)サンプル問題5問の解説

IPAが公表したデータマネジメント試験(仮称)のサンプル問題(科目A 3問・科目B 2問)を、スマホで1問ずつ解けます。問題の型ごとの解き方の要点と、科目A・科目Bの時間配分の考え方をまとめました。

問題の一覧

  1. 1科目A問1ガバナンスの目的目安1分
  2. 2科目A問2品質の劣化目安2分
  3. 3科目A問3メタデータ整備目安2分
  4. 4科目B問1責任の所在目安5分
  5. 5科目B問2結合キー目安6分

5問の型と、答えを決める手がかり

IPAが公表したサンプル問題は、科目A(知識)が3問、科目B(技能)が2問です。科目Aは1つの用語や考え方を問う短い四択、科目Bは事例の表を読んで判断する長い問題です。

問 型 答えを決める手がかり
科目A問1 目的の理解 選択肢の後半の目的が、データの信頼性に向いているか
科目A問2 望ましくない対応の組合せ a〜cに1つずつ〇×を付け、入力規則を外す対応を見つける
科目A問3 課題の解決策 誰が書くか、組織全体でそろうか、続けて管理するか
科目B問1 ルールの当てはめ 4つのルールを、報告・暫定対応・恒久対策・カタログ更新の場面に当てはめる
科目B問2 課題の切り分け 結合キーの候補を、値の対応と未入力の有無で比べる

科目A:用語の意味を、ほかの活動と取り違えない

問1の誤答は、データガバナンスの目的を、データの囲い込み、ITコントロール(システムの統制)、業務の自動化と取り違えたものです。用語ごとに「何を対象にした、何のための活動か」を言えるようにしておくと、選択肢の後半だけで判断できます。問2はa〜cに1つずつ〇×を付ける組合せ問題、問3はビジネスメタデータの整備の進め方を選ぶ問題で、どちらも「誰が、どの範囲で、続けて行うか」が判断の軸になります。

科目B:表を全部読む前に、空欄から読む

科目Bの2問は、表が3つ前後あり、本文も長めです。ただし、空欄に効く表の行は一部だけです。問1は「独自の修正ルール」の語でルール2を、問2は「結合キー」の観点で表1の3項目を探せば、読む量を半分ほどに減らせます。IPAの出題趣旨は、問1を「データの責任主体を正しく判断する能力」、問2を課題を「切り分ける能力」などを問うものとしています。当サイトで解いた限りでは、データベースの専門知識がなくても、表を読めば答えが決まります。

試験全体の時間配分

IPAの公表(2026年3月31日の検討状況)では、データマネジメント試験(仮称)は次の構成です。

科目 試験時間 出題数
科目Aと科目B 合わせて120分 科目Aが48問、科目Bが12問

ここからは当サイトの推測です。科目Aと科目Bは時間を共有しているので、配分は自分で決めることになります。サンプルの科目Aは1問1〜2分で解けるので、48問を60分ほどで終えれば、科目Bに60分、1問あたり5分ほどを回せます。サンプルの科目B 2問は、どちらも5〜6分ほどかかりました。科目Aで時間を使いすぎると、科目Bが足りなくなる構成です。

データマネジメント試験の概要と合格率

項目 IPAの公表による
実施時期 2027年度夏頃から秋頃に開始の予定。実施時期と期間の詳細は検討中
方式 CBT方式の予定
時間と問題数 科目Aと科目B合わせて120分(科目A 48問、科目B 12問)
合格率 新設の試験のため未発表(2026年10月4日確認)
受験料 未発表(2026年10月4日確認)
学習の進め方 学習計画を見る
  • IPAは、AI活用で求められる、主にビジネス部門を想定したデータの整備・管理のスキルを評価する試験として新設するとしています。幅広いビジネスパーソンの受験を想定し、ITパスポート試験の次のステップの試験として位置づけられています。
  • シラバス案は Ver.0.1(2026年8月31日掲載)が公開されています。
  • IPAによると、サンプル問題は新しい出題分野と出題形式のイメージを共有するためのもので、実際の試験と同様の問題作成やチェックのプロセスを経たものではありません。

日付や試験の構成は、IPAの発表で変わることがあります。受験を決める前に、IPAの最新の発表で確かめてください。

科目Aの用語から科目Bの事例へ進む学習の順番は、DM試験の学習計画にまとめています。科目A・科目Bの範囲の全体と、サンプル問題がまだ触れていない分野は、DM試験の出題範囲で整理しています。

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