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PMP®試験とIPAのプロジェクトマネージャ試験の違い:受験資格・形式・費用

PMP試験は24〜60か月の経験と35時間の研修が受験の条件で、認定は3年ごとに更新します。IPAのプロジェクトマネージャ試験は合格に期限がなく、今の試験制度での実施は2027年3月が最後の予定です。両方の事実を公式資料で確かめて並べました。

PMP®試験は、PMI(Project Management Institute)が実施するプロジェクトマネジメントの資格試験です。受けるには、学歴に応じた24〜60か月の経験と35時間の研修が要ります。試験は180問・240分で、認定は3年ごとに更新します。IPAのプロジェクトマネージャ試験は、合格に期限がなく、今の試験制度での実施は2027年3月が最後の予定です。PMP試験の事実を先に、2つの試験の違いを後半の表に並べました。確認日はどれも2026年10月12日です。

※「PMP」「PMBOK」はProject Management Institute, Inc.の商標です。当サイトは、PMIと提携・公認の関係にありません。

受験資格、試験の形式と受験料、試験の新旧の違い、認定の期間と更新を、1枚の図にまとめました。

PMP試験の試験マップ2026。受験資格、試験の形式と受験料、試験の新旧の違い、認定の期間と更新、PMBOKガイドの版を並べた図。内容はこのページと関連するページの表と本文に文字でも載せています

図を押すと、大きな画像が開きます。図の内容は、このページと、レベル別・テーマ別のページの表と本文に文字でも載せています。

PMP試験のいまの形:180問・240分、認定は3年

項目 内容
主催 PMI(Project Management Institute。本部は米国)
受験の条件 学歴に応じた24〜60か月の経験と、35時間の研修
問題数と時間 180問・240分(10分の休憩が2回)
出題の範囲 人々33%、プロセス41%、ビジネス環境26%
受け方 テストセンター(ピアソンVUE)か、監督つきのオンライン
言語 日本語を選べる
受験料 PMIの会員405ドル、会員でない人655ドル
認定の期限 3年。60PDUと更新料で更新

試験は2026年7月9日に新しい内容に切り替わりました。古い試験との違いはPMP試験の2026年7月の変更に、参考資料のPMBOK®ガイドの版の違いはPMBOK®ガイド第7版と第8版の違いに分けて書いています。240分に休憩の20分が含まれるかは、PMIの2つの資料で書き方が違います(試験の変更のページに書きました)。

受験資格:学歴で変わる経験の月数と、35時間の研修

経験は、申請の前の10年以内に、プロジェクトをリードした期間です。月数は重複させずに数えます。

学歴 要る経験
高校卒業など 60か月
準学士など(短期の高等教育) 48か月
学士以上 36か月
PMIのGAC認定プログラムの学士・大学院の学位 24か月

経験として数えられるのは、仕事としてプロジェクトをリードした期間で、報酬の有無は問いません。学校の課題、学位のための研究、個人の行事の計画は対象外です。定常の業務や管理の事務も、プロジェクトの経験には入りません。

研修は、試験内容の概要(ECO)が扱う主題に沿った、プロジェクトマネジメントの研修35時間です。書籍と模擬試験だけでは、研修として認められません。CAPM®の認定を持っている人は、35時間の記録が免除されます。PMIは、2026年12月1日から、講師が教えるライブ形式の研修を、PMI認定トレーニング・パートナーなどの提供するものに限る予定としています(PMIの新しい試験のページ)。

申請から受験まで

PMP試験は、申請して受験資格を認められてから受けます。

  1. 学歴、経験、研修をオンラインの申請書に記録する
  2. PMIが申請を審査する。監査の対象に選ばれると、学歴などを確かめる書類を出す
  3. 受験料を払う
  4. テストセンターかオンラインの日時を予約する
  5. 受験する

受験資格のある期間は1年で、受けられるのはこの間に3回までです。3回とも合格しなかったときは、最後の受験から1年待って申請し直します。1年の間に合格しなかったときも、申請し直しです。

PMIが決めている時間と期間

項目 長さ
受験に要る研修 35時間
経験を数える期間 申請の前の10年
受験資格のある期間 1年(この間に3回まで受験できる)
試験時間 240分
認定の期限 3年(この間に60PDU)

上の表は、PMIが文書で決めている長さだけを並べたものです。学習にかかる時間は、このページでは扱いません。

費用と更新

受験料は、PMIの会員が405ドル、会員でない人が655ドルです。円の金額は、請求のときの為替で変わります。PMIは、金額が会員の区分と地域で変わるとしているので、申請が通ったあとの支払いの画面でも確かめてください。会員の年会費は別にかかります。受験料のほかに、35時間の研修の費用(提供元によって違う)と、合格のあとの更新料がかかります。ほかの資格の金額はIT資格の受験料の一覧に並べました。

認定は3年で期限が来ます。3年の間に60PDU(PMIが定める学習の単位)を取り、更新料を払うと続けられます。更新料の金額は、公式ページで確認できていません。ほかの資格の期限はIT資格の有効期限と更新の一覧にあります。

IPAのプロジェクトマネージャ試験との違い

IPAのプロジェクトマネージャ試験(PM)は、情報処理技術者試験の高度試験の1区分です。名前は似ていますが、受けるまでの手続き、問題の形式、合格のあとの扱いが違います。どちらがよいかは、このページでは書きません。

項目 PMP試験(PMI) プロジェクトマネージャ試験(IPA)
受験の条件 24〜60か月の経験と35時間の研修 IPAの試験のページに、学歴・経験の条件の記載はない
受けるまでの手続き 申請 → 審査 → 支払い → 予約 申込み(科目A群と科目B群の日時を同時に予約する)
問題の形式 選択と、画面で操作する問題。180問 四肢択一55問、記述式(3問から2問)、論述式(2問から1問)
試験時間 240分 4科目の合計で300分
受けられる時期 日時を予約して受ける。受験資格のある1年に3回まで 2026年度は後期の1回。科目Bの期間は2027年3月16日〜28日
受験料 405ドルか655ドル 7,500円(税込)
合格のあと 認定は3年。60PDUと更新料で更新 合格に有効期限はない
出題の根拠の文書 試験内容の概要(ECO)。いまの版は2026年7月版 試験要綱とシラバス
制度の今後 2026年7月に試験を改訂して継続 今の試験制度は2026年度の実施(最後の試験は2027年3月)で終了の予定
互いの扱い IPAの試験の合格による免除の記載はない PMPの認定による科目の免除の記載はない

プロジェクトマネージャ試験の300分は、科目A-1(50分)、科目A-2(40分)、科目B-1(90分)、科目B-2(120分)の合計です(当サイトの計算)。科目A-1は、条件を満たすと免除を申請できます。

PMP試験で35時間の研修の記録が免除されるのは、CAPM®の認定を持つ人です。PMIのGAC認定プログラムの学位の課程は、35時間に数えられます。

プロジェクトマネージャ試験を今の制度で受けられるのは、2026年度の1回だけの予定

IPAは、今の試験制度を2026年度の試験の実施で終え、2027年度から新しい制度に移る予定としています。プロジェクトマネージャ試験の実施は2026年度の後期です。申込受付は2027年1月27日から2月27日まで、科目Aは2月20日から3月2日まで、科目Bは3月16日から3月28日までです。「2026年度」の試験ですが、受けるのは2027年です。日程と科目の詳しい内容は2026年度の高度試験の申込と日程に、新しい制度の全体は新制度への移行ガイドにあります。

PMP試験について、制度を終える予定は、確認したPMIのページには書かれていません。2026年7月に試験の内容を改め、認定を持つ人はそのまま有効としています。

記述式と論述式があるのは、プロジェクトマネージャ試験

PMP試験は、選択肢を選ぶ問題と、画面の上で項目を対応づけたり場所を選んだりする問題でできています。ECOが挙げる8つの形式に、文章を書いて答える形式はありません。

プロジェクトマネージャ試験は、科目B-1が記述式、科目B-2が論述式です。論述式は、指定された字数の範囲で、自分の経験や考えを文章にまとめます。2026年度はCBT方式なので、キーボードで入力します。

合格のあとに続く費用があるのは、PMP試験だけ

プロジェクトマネージャ試験の合格には有効期限がありません(IPAのよくある質問)。期限がないので、更新のための手続きや費用もかかりません。PMP試験は、認定を続けるのに、3年ごとの60PDUと更新料が要ります。PDUを取るための研修や行事には、有料のものと無料のものがあります。

このページの更新履歴

  • 2026年10月12日: 公開
  • 2026年10月13日: 資格の全体を1枚にまとめた図を追加

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