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新ITパスポート サンプル問1(マインド・スタンス:失敗から学ぶ進め方)

新しいITパスポート試験のサンプル問1(マインド・スタンス分野)を、スマホで解いて確かめられます。「失敗も成果」という方針のもとで不安を抱えた人がとるべき行動を、反復的なアプローチの考え方から解説します。

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サンプル問題 問1(マインド・スタンス分野)

IPA 公表問題

ある会社では,DX を利用した業務改革を DX 推進チームが進めている。DX 推進チームでは業務改革を進める過程で,失敗してもその都度軌道修正し,学びを得ることも成果であるという方針をとっている。新しい業務フローを検討していたチームメンバーの A さんは,失敗した場合の悪影響が不安で行動できていなかった。チームリーダーから,チームの方針に基づいて安心して進めるようアドバイスを受けた A さんの対応として,最も適切なものはどれか。

解答群
答えと選択肢ごとの根拠を見る

正解:ア(失敗が許容される範囲の小さなサイクルで改善を行い,フィードバックを得て反復的に進めていく。) IPA 公表の解答例による

  • ア ○ 正しい

    チームの方針は「失敗してもその都度軌道修正し,学びを得ることも成果」。失敗の影響が小さい単位で試し,結果を見て直すやり方なら,Aさんの不安(失敗した場合の悪影響)を小さくしたまま行動できる。方針にも合い,Aさん自身が動き出せる対応になっている。

  • イ × 誤り 失敗を避けることを慎重で良い態度だと考えた

    失敗を恐れて行動しない状態を続けるだけで,アドバイスの「安心して進める」に応えていない。チームの方針は,失敗から学ぶことを成果と認めるもので,提案を控える理由にはならない。

  • ウ × 誤り 正解の進め方を誰かが知っていると考えた

    DXの業務改革のように先が読めない取組では,失敗しない方法が前もって分かっているとは限らない。指導を待つのは受け身で,試して学ぶというチームの方針とも合わない。

  • エ × 誤り 責任者が案を出せば失敗の責任を負わずに済むと考えた

    新しい業務フローを検討しているのはAさんで,その検討をリーダーに任せてしまう対応。責任の所在を移しても,Aさん自身が試して学ぶことにはならない。

出典:ITパスポート試験 サンプル問題 問1(マインド・スタンス分野)独立行政法人情報処理推進機構(IPA)(掲載)原文を開く(確認)

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解説

答えはア:小さく試して、フィードバックで直していく

正解はアです。マインド・スタンス分野は、新ITパスポートで追加される出題分野です。知識の暗記ではなく、変化の大きい状況で「どう考えて、どう動くか」を問います。

手がかりは、問題文の2つの事実です。1つは、チームの方針が「失敗してもその都度軌道修正し,学びを得ることも成果である」こと。もう1つは、Aさんが「失敗した場合の悪影響が不安で行動できていなかった」ことです。アは、失敗が許される範囲の小さなサイクルで試すので、失敗しても悪影響は小さく、Aさんの不安に直接応えています。そのうえで、フィードバックを得て直していくので、チームの方針にも合っています。

シラバス案(Ver.0.1)のマインド・スタンスには「反復的なアプローチ」という項目があり、その行動例に「新しい取組や改善を,失敗を許容できる範囲の小さいサイクルで行い,顧客・ユーザーのフィードバックを得て反復的に改善している。」と書かれています。アは、この行動例とほぼ同じ内容です。

誤答は、どれも「動かない」か「人に任せる」

イ・ウ・エは、どれもAさん自身が試して学ぶことを避けています。

イは、自分では提案せず、ほかの人の提案を聞くだけです。失敗は避けられますが、行動できない状態のままです。

ウは、失敗しない方法を教わるまで待ちます。DXの業務改革のように前例のない取組では、そうした方法が前もって分かっているとは限りません。

エは、案を出すこと自体をリーダーに頼みます。検討を任されているのはAさんで、責任者の肩書きを理由に仕事を戻しても、方針の「学びを得る」にはなりません。

似た問題を解くときの手がかり

マインド・スタンス分野の問題では、問題文に組織やチームの方針が書かれていることが多く、正解はその方針に沿って自分から動く選択肢になります。「待つ」「任せる」「控える」で終わる選択肢は、まず疑ってかまいません。

解く時間の目安は1分ほどです(当サイトの推測)。新ITパスポートは120分で100問なので、1問あたり1分強で解くことになります。

同じ論点が、ほかの試験ではどう問われるかを「アジャイルな進め方」にまとめています。

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参考にした資料

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)(確認)