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新ITパスポート サンプル問2(データマネジメント:データのサイロ化)
新しいITパスポート試験のサンプル問2(データマネジメント分野)を、スマホで解いて確かめられます。データのサイロ化とは何かを、誤答に並んだ3つの別の問題(メタデータの欠如・表記ゆれ・廃棄の漏れ)と見分けながら解説します。
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サンプル問題 問2(データマネジメント分野)
IPA 公表問題
データマネジメントが十分に行われていない場合に生じる“データのサイロ化”に関する記述として,最も適切なものはどれか。
答えと選択肢ごとの根拠を見る
正解:イ(組織内の各部門が個別に保持するデータが相互に連携されず,組織横断での参照及び統合ができない。) IPA 公表の解答例による
ア × 誤り データスワンプ(使えないデータのたまり場)と混同した
意味や来歴の情報(メタデータ)がないまま,データがたまって使えなくなる状態の説明。データマネジメントの不備で起きる問題ではあるが,部門間の分断を指すサイロ化とは別のもの。
イ ○ 正しい
サイロ化は,部門ごとにデータを持ち,ほかの部門から見たり組み合わせたりできない状態を,穀物を別々に貯蔵するサイロにたとえた言葉。データがあるのに組織全体の分析に使えないことが問題になる。
ウ × 誤り データ品質の問題(表記ゆれ)と混同した
同じ項目の中に表記の違う値が混ざる「表記ゆれ」で,データ品質(一貫性)の問題。1つのデータの中で起きる問題で,部門の間でデータがつながらないサイロ化とは違う。
エ × 誤り データライフサイクルの問題(廃棄の漏れ)と混同した
データライフサイクル(生成・保管・処理・活用・廃棄)の最後の「廃棄」が行われていない問題。管理の負担やリスクは増えるが,部門間の分断を指すサイロ化ではない。
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解説
答えはイ:部門ごとのデータがつながらず、組織横断で使えない
正解はイです。サイロ化は、部門ごとにデータを持ち、ほかの部門のデータと組み合わせられない状態を指します。穀物を種類ごとに別々の塔(サイロ)にしまう様子にたとえた言葉です。データそのものはあるのに、組織全体での分析や統合に使えない、という点が問題になります。
この問題の選択肢は、4つともデータマネジメントが不十分なときに起きる問題です。そのため「データマネジメントの不備かどうか」では選べません。見分ける手がかりは、問題がどこで起きているかです。イだけが、部門と部門の間の問題(相互に連携されない、組織横断で参照できない)になっています。
誤答の3つは、それぞれ別の名前のある問題
| 選択肢 | 起きていること | 呼び方の例 |
|---|---|---|
| ア | 意味や来歴の説明がないまま、データがたまる | メタデータの不備(データスワンプ) |
| ウ | 同じ項目に表記の違う値が混ざる | データ品質の問題(表記ゆれ) |
| エ | 期限を過ぎたデータが廃棄されない | データライフサイクルの問題(廃棄の漏れ) |
アは、データの意味が分からないので使えない状態です。使えないデータがたまった場所は、データスワンプ(沼)と呼ばれることがあります。ウは、1つのデータの中の値がそろっていない、品質の問題です。エは、生成から廃棄までのデータライフサイクルのうち、廃棄の段階が抜けている問題です。
似た問題を解くときの手がかり
データマネジメントの用語の問題では、選択肢がどれも「困ったこと」になっていて、それぞれが別の用語の説明になっていることがよくあります。用語ごとに「どこで起きる問題か」(部門の間、1つのデータの中、時間の経過)を覚えておくと、選びやすくなります。
解く時間の目安は1分ほどです(当サイトの推測)。シラバス案(Ver.0.1)では、新ITパスポートのデータマネジメント分野に、データマネジメント、データガバナンス、データライフサイクルなどの用語が挙げられています。
同じ論点が、ほかの試験ではどう問われるかを「データガバナンスとデータ品質」にまとめています。
参考にした資料
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)(確認)