ITパスポート

新ITパスポート サンプル問3(データマネジメント:メタデータとは何か)

新しいITパスポート試験のサンプル問3(データマネジメント分野)を、スマホで解いて確かめられます。メタデータ(データについてのデータ)と、データの値や集計値との違いを、顧客データの例で解説します。

ITパスポート

サンプル問題 問3(データマネジメント分野)

IPA 公表問題

顧客データに関するメタデータはどれか。

解答群
答えと選択肢ごとの根拠を見る

正解:ウ(顧客番号の採番の規則や粒度の説明) IPA 公表の解答例による

  • ア × 誤り データそのもの(値)をメタデータだと考えた

    氏名や住所の値は,顧客データそのもの。メタデータは「データについてのデータ」で,値ではなく,その項目が何を意味し,どう作られるかを説明する情報を指す。

  • イ × 誤り 集計した値をメタデータだと考えた

    取引のデータを顧客ごとに集計した結果で,新しく作ったデータ(集計値)。データの説明ではない。

  • ウ ○ 正しい

    顧客番号をどう付けるか(採番の規則),1つの番号が何を指すか(粒度。例えば法人単位か部門単位か)は,顧客データを正しく使うための説明で,メタデータに当たる。この説明がないと,同じ番号の意味を部門ごとに取り違えるおそれがある。

  • エ × 誤り 集計した値をメタデータだと考えた

    顧客データを数えた結果(集計値)で,ある時点の状態を表すデータ。顧客データの各項目の意味や作り方を説明する情報ではない。

出典:ITパスポート試験 サンプル問題 問3(データマネジメント分野)独立行政法人情報処理推進機構(IPA)(掲載)原文を開く(確認)

この問題の誤りを報告
どこが違いますか

名前や連絡先は書かないでください。内容は訂正の確認にだけ使い、90日で削除します。

解説を開く

解説

答えはウ:採番の規則や粒度の説明は「データについてのデータ」

正解はウです。メタデータは「データについてのデータ」で、データそのものではなく、そのデータが何を意味し、どう作られ、どう使えるかを説明する情報です。

4つの選択肢は、どれも顧客データに関係しています。見分けるには、選択肢が値なのか、値の説明なのかを見ます。

選択肢 中身 種類
ア 氏名と住所の値 データそのもの
イ 取引金額の合計 集計した値(新しいデータ)
ウ 顧客番号の採番の規則、粒度の説明 データの説明(メタデータ)
エ 前月末時点の顧客数 集計した値(新しいデータ)

ウの「粒度」は、1件のデータが何を単位にしているかです。例えば顧客番号が、会社ごとに1つなのか、会社の部門ごとに1つなのかで、同じ「顧客数」でも数え方が変わります。この説明がないと、部門によって番号の意味を取り違え、集計や名寄せを誤ります。メタデータが必要になるのは、こうした取り違えを防ぐためです。

イとエで迷いやすい理由

イとエは、どちらも顧客データから計算した数字で、データ「について」の情報のように見えます。しかし、合計や件数は、元のデータを加工して作った別のデータです。メタデータは、その数字を出すときに使う「この項目は何を意味するか」の側にあたります。

迷ったときは「その情報があれば、データを正しく読めるようになるか」を考えます。顧客数を知っても、顧客番号の読み方は分かりません。採番の規則や粒度の説明があれば分かります。

似た問題を解くときの手がかり

メタデータを問う問題では、項目名、型、桁数、意味、作成日時、利用ルールなどが正解になりやすく、具体的な値、合計、件数は誤答になりやすいです。データマネジメント試験(仮称)の科目Aサンプル問3でも、メタデータの分類(ビジネス、IT、システム運用)が前提として示されています。

解く時間の目安は1分以内です(当サイトの推測)。

同じ論点が、ほかの試験ではどう問われるかを「メタデータ」にまとめています。

次に読む

参考にした資料

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)(確認)