IT資格マップ

ISC2のAIセキュリティ資格(名称未定):今後公開予定の案内

ISC2が開発中のAIセキュリティの資格は、名称がまだ決まっていません。パイロット試験の条件、日程、6つのドメインと比率を、ISC2の公式ページで確かめてまとめました。

ISC2は、AIの安全な利用を主導・評価・統治する経験あるセキュリティ専門職向けの資格を開発しています。まだ公開前の資格で、名称も決まっていません。このページの内容は2026年11月4日にISC2の公式ページで確かめた時点のものです。名称・日程・費用・形式は、パイロット試験のあとに変わる可能性があります。

ISC2、CISSP、SSCP、CCSP、CSSLP、CCは、ISC2, Inc.の登録商標です。当サイトはISC2と提携・公認の関係にありません。

名称が未定で正式な資格になるとは限らない

ISC2の専用ページは名称をパイロット試験のあとに発表するとしています。ISC2は、パイロット試験が成功した場合に正式な資格のプログラムへ移行するとしています。2026年7月15日の公式発表はこの資格を「ベンダー中立」と説明しています。

対象は、アーキテクト、エンジニア、運用リード、リスク管理者、戦略担当といった、経験あるセキュリティ専門職です。

パイロット試験の条件と形式

パイロットに参加するには、有給のフルタイムで通算4年の経験が必要です。分野はサイバーセキュリティかAI関連で、そのうちサイバーセキュリティが2年、1年は2つ以上のドメインにまたがる必要があります。有効なCISSP、ISSAP、ISSEP、ISSMP、CCSP、CSSLPのどれかを持っていれば、この経験の全体の代わりになります。関連する学位があると、最大1年分が免除されます。ISC2のアカウントは必要ですが、ISC2の会員資格は要りません。

項目 パイロット試験
定員 3,000名
受験料 無料
問題数 160問(選択式)
形式 固定長(線形)
試験時間 最長3時間(休憩を含む)
言語 英語のみ
会場 Pearson Professional Centersでの対面のみ(オンライン不可)
問題のスキップ できない
結果の通知 合否のみ(ドメイン別のスコアはなし)

正式な資格になったあとの受験料、CPE(継続教育の単位)、提供開始の時期は、パイロットのあとに発表されます。年間維持費(AMF)は約135ドルの見込みですが、ISC2は未確定としています。合格率は試験が始まっていないため公表がありません。

日程:ボランティア申込の期限は2026年11月4日より前だった

時期 内容
2026年11月4日より前 ボランティア申込フォームの締切(公式の表記は「before November 4, 2026」で、時刻の記載はない)。この日付は過ぎています
2026年11月中旬 選考された人へのパイロット登録が始まる
2026年12月中旬 受験の開始
2027年1月下旬 現在の予約枠の終わり
期間の終了から8〜12週後 結果の通知

2026年11月7日に見た専用ページ(11月4日更新の表記)にも、上の11月中旬から2027年1月下旬までの日程は載っています。申込フォームの締切が過ぎたため、パイロットの受験は、ボランティアの中から選ばれて招待された人(約3,000人)が対象と読めます。

資格の正式な運用開始は、ISC2の専用ページで「2027年になるまで見込まれない」とされています。具体的な時期は示されていません。

6つのドメインと比率

パイロット試験のドメインと比率は、ISC2の専用ページの表記です。

ドメイン 比率
AI Concepts and Security Fundamentals 10%
AI Governance, Ethics, Risk, and Compliance 17%
AI Data Management, Privacy, and Model Security 19%
Secure AI Architecture, Engineering, and IAM 18%
Secure AI Operations and Incident Response 19%
AI Threats, Testing, and Lifecycle Management 17%

2026年10月26日の公式記事も同じ6つのドメインを挙げています。比率は専用ページだけに載っていて、記事には載っていません。

ISC2の資格全体の比較は、ISC2の主要5資格にまとめています。

出典:ISC2 AI Security certification(2026年11月4日確認)

このページの更新履歴

  • 2026年11月4日: 公開
  • 2026年11月7日: ボランティア申込の期限(2026年11月4日より前)が過ぎたため、日程の節を過ぎた日付として書き直した

関連するページ

参考にした資料

ISC2